出川哲朗さんといえば
嫌いな男ランキング
抱かれたくない男ランキング
の常連で殿堂入りのピン芸人。
ウソかホントか、結婚した嫁すら
嫌がってたなんて話まであるぐらい
マイナスイメージの強い
芸人さんだったのは昔の話。
最近の出川哲朗さんは
「出川哲朗、面白すぎィ!!」
とキャーキャー言われたり
子どもたちにも大人気です。
昔からやってることは
ほぼ変わらない出川哲朗さんに
ついに時代が追いついた…?笑
実際のところ…
「出川哲朗のはじめてのおつかい、
めちゃくちゃ面白い!!」
「出川哲朗の嫁って何してるの?」
「出川哲朗の実家って
実は金持ちなんでしょ〜?」
「出川イングリッシュ最強!」
なんて具合に世間も
彼に夢中です。笑
でも先ほども書いたとおり
出川哲朗さんのテレビでの姿って
昔からそんなに変わらないんですよね^^;
基本、リアクション芸という
体を張った芸です。
ザリガニに鼻を摘まれたり
落とし穴に落とされたり
熱湯をかけられたり…
それで笑いをとるスタイルで
汚れ芸なんて言われたり^^;
それが昔は気持ち悪いと言われ、
今は面白いと絶賛される。
なぜなのか?
私はその秘密は
出川哲朗さんの意外な特性に
隠されてると思うんです。
というわけで、今回は…
「出川哲朗の面白さとは何か?」
「出川哲朗が芸能界を生き残れる
最大にして最高の理由とは?」
このあたりについて
いつものごとく勝手に論じます。笑
よろしくお付き合いくださいm(__)m
昔、出川哲朗さんが
「気持ち悪い」
「抱かれたくない」
そんな風に言われていたことと
出川哲朗さんの芸風は
無関係じゃないですよね。
まず、鼻水垂らしたりするような
文字通り「汚れ」役だったこと。
世の女性達からすれば
やっぱり清潔感は大事ですし
基本、汚いものは見たくない。笑
キモいと言われるのも
無理ありません。。。
あと、ドッキリに必ず騙される姿も
マイナス要因でしょうね^^;
どうしてもスマートさに欠ける、
見てて恥ずかしいというような
感情が先に立ってしまいます。
特に綺麗な女性だとコロッと
騙されてしまう姿。笑
男性はともかく女性にとって
出川哲朗さんのこういうところが
「生理的に受け付けない」
という反応になっちゃうのは
仕方がない面もありますよね^^;
「でも、出川哲朗って
今もそんな芸風じゃない?」
はい、そのとおり。
芸風は昔から
ほとんど変わりません。笑
芸風に変化が無いのに
「キモい」と言われなくなった理由。
それはズバリ、、、
「出川哲朗さんに
生々しさが無くなったから」
ではないでしょうか。
現在、世の女性にとっては
一人の男性というよりも…
出川哲朗というキャラクター
と見られてるフシがあるんです。
一方、昔はまさに「リアル」な存在でした。笑
だから、鼻水を垂らす場面や
綺麗な女性にだらしない面を見ると
「うわ、これはナイわぁ〜」
「こんな奴に抱かれるなんて
絶対にイヤ!キモい!最低!」
と身近にいるわけでもないのに
リアルな出川哲朗さんと
ベッドインする自分
を勝手に想像しちゃう。笑
どこまでも生々しいのです。
でも現在の出川哲朗さんには
そういう想像が出てきにくい。
生々しさが無くなって、
テレビの中に存在している
出川哲朗というキャラクター
としか見れないんですね、もう。
ある意味、ゆるキャラのような
存在感というんでしょうか^^;
むしろゆるキャラより気になる… |
もし、ふなっしーの中の人が
素顔を出して
「梨汁ブシャー!!」
と甲高い声で迫ってきたら、
十中八九
「いやぁあ!!キモいっ!!」
となるでしょう?笑
でもふなっしーという
キャラである限りは
「キモ可愛い〜!ウケる〜!」
となる、そんな感じ。
変な言い方ですけど、
キモくないわけじゃない。笑
でも「抱かれたい」とか
「抱かれたくない」という
そういう対象ではもう無いわけです。
そういう女性にとっては
芸人・出川哲朗の面白さが
今になってわかってきたのでは?
なにしろ以前は、
「生理的に受け付けない」
これが先にある以上
出川哲朗さんがどんなに
面白いことをしようが、それは
「キモい」
とバッサリ言われて終わり。笑
でも生々しさが無くなったことで
出川哲朗の芸をやっと色眼鏡なく
見られるようになってきた、と。
そういう現象かもしれません。
そう考えると
すごいなぁと思うわけです。
何を言われても変わらず
自分の芸を貫いてきた強さが
時代を引き寄せたんですよね^^
そもそも、なんですけど…
出川哲朗さんの十八番である
「リアクション芸」は
簡単そうに見えて実は難しい。
複数の芸人さんが
そういう話をしてるのを知ってます?
確かによく考えると
「人が痛がる・怖がる姿を見て笑う」
という構図って…
歪んでますよね。笑
日常生活でこんなことしてたら
ただのイジメですもん。
つまり出川哲朗さんがしてる
リアクション芸というものは…
やり方次第では全然面白くない、
それどころか
見てて不快だ、と思われる。
そういう危険をはらんでるわけです。
特に最近は下手をすると
すぐに炎上する特有の難しさもある。
やり過ぎは禁物なんです。
何でもアリの頃もありました。笑 |
かといって、ちょっとでも
わざとらしさやウケ狙いが
透けて見えると途端に白けてしまう。
難しいですよね…
本気で痛がり怖がる姿と
それを見て笑う行為。
ある種の「矛盾」があるし
そこには「罪悪感」もあるます。
でも出川哲朗さんは
その矛盾や罪悪感を乗り越えてしまう。
なぜか
「コレは笑ってもいいんだ」
と妙〜な安心感があるんです^^;
誤解を恐れずにいうなら…
それは出川哲朗さんの
「引き寄せの力」みたいなもの。
…といっても
スピリチュアル的なもんでは
もちろんありません。笑
どういうことか?
出川さんって
- 言い間違い
- 聞き間違い
- 言葉を噛む
- 言葉のチョイスを間違う
こういうの超多いですよね。
正直「噛む」とかって
芸人にあるまじき欠点です。笑
懐かしの「な噛みー」… |
漫才でもコントでも
肝心のオチで噛んじゃったら
全部台無しですよね?
聞き間違い・言い間違いばかりじゃ
フリートークだって成り立たない。
普通はそうなんです。
でも出川哲朗さんの場合
この芸人としてはポンコツな部分を
リアクション芸の中でも
思いっきり出してくるわけですよ。笑
本気で全力で
痛がりながら怖がりながら、
言い間違い、聞き間違い、
言葉を噛んで、
言葉のチョイスを間違う。
もうこうなると視聴者側は
リアクションを笑ってるんだか、
ポンコツ具合を笑ってるんだか
よくわからなくなってきます。
矛盾や罪悪感すら
わからなくなるんですよね。笑
でも出川哲朗さんのポンコツな部分を
確実に笑いに変えるには
「不可欠なもの」があるんです。
それは「周囲の力」。
例えば、言い間違えたときに
MCや他の共演者が
「あーあ…┐(´д`)┌ヤレヤレ」
という空気になれば
出川哲朗さんはただスベっただけ。
あるいは、言い間違えたところを
番組のスタッフが
「面白くない…ここはカットしよう」
そう判断して編集されれば
オンエアされることすらないわけです。
出川哲朗さんの言い間違いを
共演者は必ず突っ込んでくれるし、
スタッフはわざわざテロップにして
必ず拾い上げてくれる。
これがあってこそ、
出川さんのポンコツは笑えるんです。
こんな風に言うとまるで
「一人では笑いにできない」
と聞こえるかもしれませんが
そういうわけではありません。
出川哲朗さんの
お笑い芸人としてのスゴさは
素人にはわかりにくいのですが…
冠番組でMCをするような大物芸人から
非常に信頼されてる芸人なんです。
もう芸能界を引退されましたが
あの島田紳助さんもベタ褒め。
明石家さんまさんにも
「一流の芸人」と言わしめ
ウッチャンナンチャンや
ダウンタウンからの評価も高い。
なぜここまで評価が高いのか?
それは…【後編に続く】